バツイチ婚活は「不利」なのか、まず整理しておきたいこと
バツイチでの婚活について検索すると、「不利」「難しい」といった声と、「むしろ有利」「経験があるからこそ選ばれる」といった声の両方が見つかります。実際、複数の結婚相談所やアドバイザーの発信を見ても、立場によって評価は分かれているのが実情です。たとえば結婚相談所「とら婚」のコラムでは、バツイチであること自体が婚活を厳しくするというより、伝え方や向き合い方次第で結果が変わるという趣旨の整理がされていますし(とら婚公式コラム)、note上で発信している仲人の記事では「バツイチはむしろ有利」という切り口も紹介されています(結婚物語。仲人T note)。
つまり「バツイチだから失敗する」という単純な話ではなく、婚活を進める中で誰もが陥りやすい”つまずきポイント”が存在し、それがバツイチという状況ではやや起こりやすい、という捉え方が実態に近いといえそうです。この記事では、そうした典型的な失敗パターンを整理しながら、それぞれについて考えられる対策の選択肢を紹介していきます。断定的に「こうすべき」と言い切れるものではないため、あくまで一つの参考材料として読んでいただければと思います。
パターン1:離婚理由や過去の結婚の伝え方でつまずく
何が起きやすいか
婚活の場では、遅かれ早かれ「なぜ離婚したのか」を聞かれる、あるいは自分から伝える場面が訪れます。ここでの伝え方ひとつで、相手に与える印象は大きく変わります。結婚相談所サンマリエが公開している「結婚相談所の失敗あるある」でも、男女・年代別のリアルな失敗例が紹介されており、伝え方や自己開示のタイミングのミスマッチが成婚の壁になりやすいことが指摘されています(サンマリエ「結婚相談所の失敗あるある」)。
ありがちなのは、聞かれてもいないのに元配偶者への不満を長々と語ってしまうケースや、逆に「聞かれたくない」と身構えすぎて不自然に話をそらしてしまうケースです。どちらも相手からすると「この人は過去を整理できていないのでは」という印象につながりやすいと言われています。
対策として考えられること
離婚理由を詳細に語る必要は必ずしもありませんが、「事実として何があったか」と「そこから何を学んだか」を簡潔にセットで話せるように準備しておくという方法が一つの選択肢です。感情的な愚痴ではなく、次の関係に活かしたい視点として語ることで、相手の受け取り方が変わる可能性があります。相談所によっては、こうした自己紹介文やお見合いでの受け答えを一緒に整理してくれるサポートを提供しているところもあるため、一人で抱え込まず第三者に相談するのも選択肢の一つです。
ポイント
過去の話は「隠す」か「全部話す」かの二択ではありません。事実+学びのセットで簡潔に伝える準備をしておく、というのも一つの選択肢です。
パターン2:前の結婚・パートナーと無意識に比較してしまう
何が起きやすいか
一度結婚生活を経験していると、「結婚とはこういうもの」というイメージがすでに自分の中にできあがっています。それ自体は悪いことではありませんが、新しく出会った相手を無意識のうちに前のパートナーと比較してしまい、言動の端々にそれがにじみ出てしまうことがあります。相手からすると「自分を見てもらえていない」「前の人と比べられている」と感じ、距離を置かれてしまう一因になり得ます。
対策として考えられること
比較そのものを完全になくすのは難しいかもしれませんが、「今回は同じにする必要はない」「違う相手なのだから違う関係性でいい」と意識的に言葉にしておくことは、一つの対策として考えられます。婚活を始める前に、前の結婚生活で何がうまくいって何がうまくいかなかったのかを紙に書き出すなどして整理しておくと、無意識の比較に気づきやすくなるという声もあります。
パターン3:焦りから条件を急に緩めすぎる、または逆に厳しくしすぎる
何が起きやすいか
「年齢的にもう時間がない」という焦りから、これまでの基準を急に大きく緩めてしまい、後になって「やっぱり合わなかった」と後悔するケースがある一方、逆に「もう失敗したくない」という思いが強すぎて、相手への希望条件がどんどん厳しくなり、誰とも縁が結ばれないというケースも見られます。結婚相談所比較ネットのコラムでも、バツイチが婚活を進めるうえでの向き合い方について、条件面の整理の重要性が触れられています(結婚相談所比較ネット)。
対策として考えられること
条件を「絶対に譲れないもの」「できれば叶えたいもの」「実はそこまでこだわっていないもの」の3段階くらいに分けて整理してみる、という方法があります。焦りや不安からの条件変更なのか、経験を踏まえた納得のいく条件変更なのかを、自分自身で一度立ち止まって確認する時間を持つことも、選択肢の一つとして考えられるでしょう。
ポイント
「条件を緩める/厳しくする」こと自体が悪いのではなく、焦りだけを理由にした変更かどうかを一度立ち止まって確認してみる、という視点が参考になるかもしれません。
パターン4:子どもがいる場合、伝えるタイミングや関わらせ方に悩む
何が起きやすいか
子連れでの婚活では、子どもの存在をいつ・どのように伝えるか、また交際が進んだ際に子どもとどのタイミングで会わせるかという判断が難しいテーマになります。婚活・恋愛メディア「rere.me」の記事でも、バツイチ子持ちの婚活が失敗してしまいがちな行動パターンとその対策について整理されています(rere.me「バツイチ子持ちの婚活が失敗してしまう3つの行動」)。早い段階から子どもとの面会を急かしすぎてしまったり、逆に子どもの存在をなかなか伝えられずに関係がこじれてしまったりするケースが典型例として挙げられています。
対策として考えられること
正解が一つに決まっているテーマではありませんが、「早い段階で子どもの有無自体は伝えるが、実際に会わせるのは関係性が十分安定してから」という順序で進める人が比較的多いようです。相手の意向や子ども自身の気持ちも関わってくるため、一人で決めきろうとせず、パートナーとなる相手や、必要であれば相談所のアドバイザーとも相談しながら進めるという選択肢もあります。
パターン5:「バツイチだから」と自己評価を下げすぎる、または開き直りすぎる
何が起きやすいか
バツイチであることに引け目を感じすぎて、婚活の場で萎縮してしまい、自分の良さを十分に伝えられないまま終わってしまうケースがあります。反対に、「バツイチなのだから多少のことは大目に見てほしい」という気持ちが態度に出てしまい、相手に配慮の乏しさとして伝わってしまうケースも見られます。結婚相談所「イノセント」のコラムでは、バツイチ男性向けに、離婚経験を弱みではなく強みに変えていくための考え方が紹介されています(イノセント婚活ノウハウ)。
対策として考えられること
離婚経験を「マイナスの事実」としてだけ捉えるのではなく、「結婚生活について実感を持って考えられる経験」として位置づけ直してみる、という視点の転換が一つの対策として考えられます。ただしこれは簡単に切り替えられるものではないため、時間をかけて少しずつ捉え方を整理していくプロセスそのものが必要になる場合も多いようです。
パターン6:婚活の手段(相談所・アプリなど)が自分の状況に合っていない
何が起きやすいか
バツイチ向けの婚活方法にはさまざまな選択肢がありますが、自分の年代や希望する再婚のスタイルに合わない手段を選んでしまい、思うように活動が進まないというケースもあります。結婚相談所オーネットのコラムでは、バツイチ・アラサー世代が再婚を目指す際の注意点やおすすめの婚活方法について整理されています(オーネット婚活応援コラム)。また同社の別コラムでは、幸せな再婚のための「セカンド婚活」という考え方も紹介されています(オーネット「セカンド婚活バイブル」)。
対策として考えられること
婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティーなど、それぞれに向いている人の傾向は異なると言われています。たとえば「バツイチであることをあらかじめ理解した上で会ってくれる相手を探したい」という場合は、プロフィールにその旨を記載しやすい相談所形式のほうが進めやすいという声もあります。一つの手段だけにこだわらず、自分の希望条件や生活スタイルに合わせて手段を見直してみることも選択肢として考えられます。
ポイント
婚活の手段選びに「絶対の正解」はありません。年代・希望条件・子どもの有無などによって、合う手段は人それぞれ異なるという前提で選択肢を見比べてみることが参考になりそうです。
パターン7:一人で抱え込みすぎて視野が狭くなる
何が起きやすいか
離婚を経験していることで、「もう誰にも頼りたくない」「自分でなんとかしなければ」という気持ちが強くなりやすい場合があります。その結果、婚活の悩みを誰にも相談できないまま一人で判断を重ね、視野が狭くなってしまうことがあります。ゼクシィ縁結びエージェントの相談コラムでは、婚活のプロに向けてバツイチ女性が再婚を目指す上でのポイントやコツについて質問が寄せられており、専門家に相談すること自体の価値が示されています(ゼクシィ縁結びエージェント 婚活相談コラム)。
対策として考えられること
友人や家族に相談しづらい内容であっても、結婚相談所のアドバイザーのように婚活を専門的にサポートする第三者に話を聞いてもらうという選択肢があります。第三者の視点が入ることで、自分では気づきにくい思考のクセや、婚活の進め方の偏りに気づけることもあるようです。
まとめにあたって:完璧を目指さず「選択肢を整理する」姿勢で
ここまで紹介してきた失敗パターンは、どれも「これをやったら絶対に失敗する」という断定的なものではなく、多くの人がつまずきやすい傾向として、複数の婚活メディアやアドバイザーが共通して言及しているものです。バツイチという状況は、婚活において不利にも有利にも働き得る要素であり、大切なのはその状況をどう受け止め、どう伝え、どう活かしていくかという向き合い方にあるといえそうです。
すべてのパターンに完璧に対処しようとする必要はありません。自分の状況に近いものから一つずつ、無理のない範囲で意識してみることが、結果的に婚活を進めやすくする一歩になるかもしれません。
婚活ラボでは、こうした再婚活の悩みについて、これからも実用的な情報を発信していきます。


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