「もう一度、誰かと人生を歩みたい気持ちはある。でも、いきなり『結婚を前提に』と言われると身構えてしまう」。離婚を経験した直後は、こうした感覚を抱く方が少なくないようです。婚活アプリや結婚相談所というと恋愛・結婚が前面に出た場が多く、再婚活の一歩目としてはハードルが高く感じられることがあります。そこで本記事では、友達作り・趣味コミュニティといった「恋愛を意識しすぎない」距離感から始められるサービスの選び方と、心理的ハードルを下げるための考え方を整理します。特定のサービスを断定的に「これが正解」とおすすめするものではなく、選択肢を比較検討する材料としてお読みください。
この記事の要点
- 再婚活の入り口は「結婚前提」だけではなく、友達作り・趣味コミュニティ経由という選択肢もあります。
- マッチングアプリ(婚活アプリと呼ばれることもあります)には、コミュニティ機能・趣味タグなど、恋愛以外の接点から始められる機能を持つものがあります。
- 焦って「結婚相手を探す」姿勢を前面に出さなくても、関係が自然に深まっていくケースはあるようです。
- ただし友達作り目的の利用は出会うまでに時間がかかりやすい傾向もあり、目的と手段のバランスを考える必要があります。
- マリッシュのように「いいねから始まる恋婚」というカジュアルな距離感を打ち出すサービスも選択肢の一つです。
なぜ再婚活で「まずは友達から」と感じる人がいるのか
離婚という大きな出来事の直後は、心の整理がついていない状態で「結婚」という重いテーマに向き合うこと自体が負担になりやすいと言われています。結婚相談所やマッチングアプリのプロフィールで「結婚を前提に」「◯年以内に成婚」といった言葉を目にすると、まだ準備ができていない自分を責めてしまう方もいるようです。
このテーマに関連して、株式会社イードが2025年に実施した「マッチングアプリを利用した再婚希望者へのアンケート調査」では、離婚経験のあるユーザー160名を対象に、再婚活における不安や実態が調査されています(出典は記事末尾に記載)。こうした調査からも、離婚経験者が婚活・マッチングアプリを使う際に抱える心理的なハードルは、一定数の人に共通する悩みであることがうかがえます。
「結婚を意識しすぎない」ことのメリットと注意点
友達作りや趣味の合う相手探しから始める最大のメリットは、会話や関係づくりに気負いがなくなることです。共通の趣味や話題があれば「結婚できるかどうか」を判断基準にせず、自然な会話から相手の人柄を知ることができます。
一方で、注意点もあります。友達作り目的のマッチングでは、相手も恋愛・結婚を意識していない可能性があり、関係が発展するまでに時間がかかりやすい傾向があるとされています。「いつまでに再婚したい」という目標がある場合は、友達作り重視のサービスだけに絞らず、恋愛・結婚も選べる幅のあるサービスを選ぶという考え方もあるでしょう。
友達作り・趣味コミュニティから始められるサービスの選び方
マッチングアプリ(婚活アプリと表記されることもあります)の中には、いきなり「恋人探し」「結婚相手探し」を打ち出すのではなく、コミュニティ機能や趣味タグを通じて共通の話題を持つ相手とつながれる仕組みを備えたものがあります。選ぶ際のポイントを整理しました。
1. コミュニティ・趣味タグ機能の有無
一部のマッチングアプリには、映画・アウトドア・料理といったテーマ別のコミュニティに参加し、同じ関心を持つユーザーと接点を持てる機能があります。プロフィール写真やスペックだけで判断されにくく、会話のきっかけを作りやすいとされています。
2. 「恋愛」「友達」「結婚」の目的を選べるか
アプリによっては、利用目的として「友達探し」「恋人探し」「結婚を前提とした出会い」などを選択できる仕組みがあります。最初は「友達探し」を選び、関係の進み具合に応じて目的を見直せるサービスであれば、無理なく距離を縮めやすいと考えられます。
3. 再婚・バツイチ・子連れへの理解があるか
再婚活では、離婚歴や子どもの有無をどう伝えるかも悩みどころです。バツイチ・シングルマザー・シングルファーザーの利用者が多い、または離婚歴を前提としたコミュニケーションがしやすい設計のサービスであれば、余計な気遣いをせずに済む場面もあるでしょう。
4. 料金体系と気軽さのバランス
結婚相談所は仲人によるサポートが手厚い一方、費用も高めで「本気度」を求められる場になりやすい傾向があります。まずは気軽に試したい場合は、月額制または一部無料で使えるマッチングアプリから始め、関係が具体的になってきた段階で結婚相談所を検討するという段階的な進め方も選択肢の一つです。
サービスタイプ別比較表
| サービスタイプ | 恋愛を意識する度合い | 友達作りのしやすさ | 費用感の目安 | 向いていると考えられる人 |
|---|---|---|---|---|
| コミュニティ機能付きマッチングアプリ | 低〜中(選べることが多い) | 高い | 月額数千円程度〜/一部無料 | 結婚を急がず、まず話し相手・友人から探したい人 |
| 再婚活・バツイチ向けマッチングアプリ | 中 | 中 | 月額数千円程度〜 | 離婚経験への理解がある相手と、無理のないペースで話したい人 |
| 再婚専門・一般の結婚相談所 | 高い | 低い(前提が結婚のため) | 入会金・月会費など総額で数十万円規模になることが多い | 結婚の時期や条件がある程度固まっている人 |
| 趣味サークル・習い事などオフラインの場 | 低い | 高い | 参加費程度 | アプリ自体に抵抗があり、対面の関係から始めたい人 |
※費用感はサービスによって幅があり、上記はあくまで目安として整理したものです。最新の料金は各サービスの公式情報をご確認ください。
心理的ハードルを下げるための考え方
「結婚を意識しすぎない」出会い方を選んだとしても、実際に一歩踏み出すには気持ちの整理が必要になる場面もあります。ここでは、心理的なハードルを下げるための考え方をいくつか整理します。
- 「友達止まり」でもよいと考えておく:関係が恋愛に発展しなくても、話し相手や理解者ができること自体に意味があると捉え直すと、気負いが減りやすいようです。
- プロフィールに「まずは友達から」と書いてもよい:目的を正直に伝えることで、同じペース感の相手と出会いやすくなる可能性があります。
- 子どもや離婚の経緯を焦って説明しなくてよい:関係が深まってから話すタイミングを選べるサービスであれば、最初から全てを開示する必要はないと考えられます。
- 周囲の意見に振り回されすぎない:「早く再婚した方がいい」といった周囲の声と、自分自身のペースにズレがある場合は、自分の感覚を優先する考え方もあります。
再婚活を始めるタイミングの整理については、以下の関連記事もあわせてご参照ください。
マリッシュのようなカジュアルな距離感を打ち出すサービスという選択肢
再婚活・バツイチ向けのマッチングアプリの中には、「いいねから始まる恋婚」というように、堅苦しい結婚前提の空気ではなく、気軽な「いいね」から関係が始まっていく設計を打ち出しているサービスもあります。こうしたサービスは、離婚経験者やシングルマザー・シングルファーザーの利用者に一定の理解があることを掲げている場合が多く、いきなり結婚を意識せずに会話を重ねたい方の選択肢になり得ます。
利用を検討する際は、どのサービスであっても年齢確認などの本人確認の手続きまで必ず完了させておくと、やり取りをスムーズに進めやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 友達作り目的でマッチングアプリを使うのは変ではないですか?
A. 利用目的は人によって異なり、友達探しを目的にしている利用者も一定数いるとされています。目的欄で「友達探し」を選べるサービスであれば、同じ意向の相手と出会いやすい可能性があります。
Q2. 離婚してすぐでも婚活アプリを始めてよいのでしょうか?
A. 明確な決まりはありませんが、心の整理がついていない段階で無理に恋愛を意識すると負担になることもあるようです。「友達探し」から始められるサービスを選べば、心の準備が整うまでのペース調整がしやすいと考えられます。
Q3. コミュニティ機能があるアプリと、ないアプリでは何が違いますか?
A. コミュニティ機能があると、趣味や関心事をきっかけに会話を始めやすく、プロフィールだけでは伝わりにくい人柄を知る手がかりになりやすいとされています。ないアプリでは、プロフィールやメッセージのやり取りが中心になります。
Q4. 友達から始めて、結局恋愛に発展しないこともありますか?
A. あり得ます。友達関係のまま終わることも珍しくないようです。ただし、それ自体を失敗と捉える必要はなく、無理のない関係づくりの経験として捉える考え方もあります。
Q5. 子どもがいることは、友達作りの段階で伝えるべきですか?
A. タイミングに正解はありません。友達段階であれば、関係が深まってから伝えるという進め方を選ぶ方もいます。サービスやプロフィールの設計によって、開示のタイミングを選べる場合もあります。
再婚活を進める上で、こちらの記事もあわせて参考になるかもしれません。
友達作り・趣味コミュニティから始める再婚活は、結婚を急がない分、時間がかかることもある一方で、無理のないペースで人間関係を築ける選択肢の一つです。どのサービスが合うかは、今の自分がどれくらい「結婚」を意識したいかによって変わってきます。焦らず、自分のペースに合った出会い方を選んでいただければと思います。
婚活ラボでは、こうした再婚活の悩みについて、これからも実用的な情報を発信していきます。
出典
- 株式会社イード「【マッチングアプリを利用した再婚希望者へのアンケート調査|2025年】離婚経験や子持ちは不利?離婚歴のあるユーザー160名のリアルな回答」(2025年11月)
- 各種マッチングアプリ比較メディアにおける友達作り・コミュニティ機能に関する紹介記事(2026年時点の公開情報を参照)


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